ソーシャルレンディングの歴史はまだ浅く、2005年にイギリスのZopa(ゾーパ)が世界で初めてサービスを開始しました。2006年にはアメリカのProsper(プロスパー)が参入し、特にサブプライムショック以降、中小企業や消費者への融資の審査が厳しくなっているアメリカでは、ソーシャルレンディングの市場が急速に拡大しています。
その後、ドイツや中国などでもサービスが開始されます。2008年に入るとオーストラリア、インド、カナダ、ポーランドでも一般公開され、現在では世界規模でソーシャルレンディングが提供されています。
これらは世界中の投資家にとって、新たな投資機会が出現したことになります。
ソーシャルレンディングは、お金を借りたい人(ボロワー)とお金を貸したい人(レンダー)が存在し、インターネットを活用することによって個人間融資を可能にしているため、手数料等を低く抑えられる構造になっています。そのため、貸し手の投資家にとって有利な利回りで資金を融資できる可能性が高いのです。
ここ近年、日本でも同様のサービスが始まり、今後ソーシャルレンディングに参入を予定している企業も増えてきています。国内での市場規模はまだ大きくありませんが、今後は成長著しい市場として期待されています。